BCP(1) ・・・リスクの定義

こんなご時勢ですので、今日はBCP (business continuity plan)について、さわりの部分を。

事業継続計画 / ビジネスコンティニュイティ・プラン  を立てる上で、まずはリスクの定義です。
今回はこのリスクをどのように設定すれば良いか考えていきます。

■大事なものを中心に同心円で考える
事業を継続するにあたって最重要なもの(人、物、金)を中心に、同心円でリスクを考えます。
たとえば、事業を継続するにあたってオフィスを守備範囲と設定すると、リスクの範囲は、

  オフィスの部屋、フロア、オフィスが入ったビル、町、市区町村、都道府県、地域、国、、、

といった大事なものが影響を受ける範囲が同心円上に想像できます。


■リスクのカテゴライズ
次に、想像した範囲における災害・リスクを書き出します。

たとえば、、

「オフィスの部屋」が影響を受けるリスク
  ・・・火災、水害(スプリンクラーや雨漏りなど)、電気系障害、社員間で病気が蔓延、など
    何かしらの影響で、社員は出勤しフロアには立ち入れるが、オフィスの部屋に入れない、
    オフィスの中のものが利用できない状態   と定義できます。

「フロア」が影響を受けるリスク
  ・・・火災、水害(別フロア火災の消化活動など)、電源障害など
     何かしらの影響で、フロアに立ち入れないい状態  と定義できます。
     別フロアは利用可能、ということです。


このように、災害を上げるとキリがないため、どのような影響が、どの範囲にあるかを
定義することで、リスクをカテゴライズし、レベルわけを行います。

これで、リスクの範囲とその影響が簡単に定義できるわけです。 

■リスク定義例
LV6  国家レベルでの災害
LV5  都道府県、地域 への災害
LV4  市区町村、町 レベルでの災害
LV3  オフィスが入ったビルが利用できない状態
LV2  フロア が利用できない状態
LV1 オフィスの部屋 が利用できない状態

上記はあくまで例ですが、業種や規模に応じたオリジナルのリスクレベル設定、
結構おもしろいですから、私生活にもぜひ、考えてみてください。

次回はリスクに応じたコンテンジェンシープランの組み立てをお送りします。

なんだか懐かしいお店

クドー@AVANTEです。
寒い日が続いております。
風邪など引きませぬよう、ご注意ください。

さて私は、現在は東京から書いていますが、年の280日くらいを福岡は久留米で過ごしております。
ジャンルを問わず美味しい物好き、さらにラーメンならなおさら好き。
ラーメンブログの皆様ほどではありませんが、いろんなお店でラーメンを食べています。

久留米でも、この1年半程の期間で15軒以上のお店でラーメンを食べましたが
『ああ、これが久留米ラーメンなのか』(主観です)
と、すごくしっくりきて大満足のお店が

沖食堂

でした。

東京生まれの東京育ちの私ですが
なんだか故郷の懐かしいお店に立ち寄ったかのような佇まい。
人気店で混んでいるのにミーハーな感じがしない客層。
実際食べるまでは、あまり期待していなかったのです。(味はまぁ普通だろうなと)

これがまぁ、すばらしい完成度。
・飲みやすく満足感のあるスープ。程よくコクもある。
・チャンポン系の太めのストレート麺
・派手すぎなく、邪魔にならない具達
決して派手さはないのですが、どんな時食べても確実に美味いラーメンだろうなという安定感。
これは、めったに感じる事のない珍しい程に完成度の高いラーメンでした。

さらに、チャーハンが相当美味しいですね。
ふんわりパラパラで、しっかり炒められたチャーハンは
ラーメン屋というカテゴリの中では、個人的にはTOPクラスでした。

老舗として常連さんのハートをキャッチしつつ
私のような、別の土地から来た人間にも、満足と懐かしさを感じさせてくれる
すばらしいお店。

地元の方は、いわれるまでもなくご存知でしょうが
お仕事等で久留米を訪れた際には、お時間があれば足を運んでみてください。

沖食堂(食べログ)

苦手の研究

小学校の子供に勉強教えていると、こっちもいろいろと勉強になります。   
今日は子供から教わったことをひとつ。

※上は宿題の100ます計算。毎日時間計ってやってます。さすが脱ゆとり世代。。


私は算数が好きでしたが、私の子供は嫌いのようでした。
この差はなんでだろうなと思い、子供に教えてもらいました。

答えは、遅いから」 これ、心理かも。

大人の世界でもよく、数字は苦手とか、文系だから、とか聞きますが結局のところ
ただ、計算が遅いからなんでしょうな。

ハサミ使うのに好きも嫌いもないように、パシパシ計算できたら、
数字に好きも嫌いもないですよね。

これを仕事に当てはめると、なかなか答え=ゴールに行き着けないものが苦手なものに
なってるような気がします。

ようは(人と比べて)「遅いから」苦手。逆を言うと早いと好きになる。

苦手の克服は、その作業を早く終わらすこと。(正確性は維持したままね)
そして早くするには、、、今、学校の先生が子供に教えているように、
   毎日時間計って100マス計算  =  作業を早く終える訓練  これです。

EXCELで資料作成とか、HP開発とか、提案書作成とか、好き=得意になりたければ
今できることを反覆作業して、少しでも早くできるようにすればいい。

そうすると、あまった時間で付加価値を付け足す時間ができる。。これだ!


そんなスピードとモチベーション の関係を、子供から教えてもらいました。

ところで子供はといいますと、あれだけ100マスやってますもん・・・
今では算数好きになってきたようです。ほんと、日本の教育はすごい!

ガイガーカウンター買いました

とある理由で必要性に迫られ、買っちゃいました。
ガイガーカウンタ  Meridian Pripyat 

震災後、みんな色々勉強して詳しくなっていると思いますが、ガイガーを一般人が使うに
あたっての知識をいま一度。 間違ってたらご指摘を。 (info@avante-act.co.jp)

1.関東近辺で測定すべき放射線はγ(ガンマ)線
  α、β、γ、中性子 とか色々ありますが、いわゆる今言われている空間線量はγ線です。
  測定時、α、β、中性子線は計測対象外でOKです (理由はググってくださいね)

  いや、まじα線とか、中性子線とかが関東で出たら、実家帰らせて頂きますし。

  γ線の単位は sv/h(シーベルトパーアワー) 
  実際に計測する際は μ sv/h(マイクロシーベルトパーアワー) となります。
  ※そりゃ、原発近所だとmsv/h(ミリシーベルトパーアワー)とかになるでしょうが。。


2.ガイガーカウンタには大きく3種類
  1)GM管(ガイガーミュラー計数管)
       ・表面汚染測定向け。2~8万くらいの一般的なやつ。今回かったやつもこの分類
    ・測定が早いけど、精度はかなり悪い(仕様±20%、もうちっとあると思う)
    ・β線が計れるけど、使い道ないかな。
    結論:数値は目安位にしかなりません。汚染箇所を確かめる、といった使い方が基本。

   2)シンチレータ
    ・空間線量向け。10万~はこの型。エネルギー 補償機能とかついてると、より精度高い。
    ・精度高し。公共機関の発表はこれ使ってる

  3)半導体検出器
    ・安いやつでてる(エステー エアカウンタとか) 1万きります
    ・測定5分ほどかかる。測定はγ線のみ
    ・精度は悪い?のかな。。未調査。

3.測定方法
    ・数値高いところを探すのでされば、20s(最短時間)計測で、うろうろ歩き回る
    ・数値が高いところ、または正確に測りたいのであれば、200s(長時間)計測。

4.数値の判断
  ・もよりの公共機関が出している線量を参考にしましょう。
    →ちなみに東京都江戸川区では  0.11μsv/h   <高くないか??
  
  ・国の基準:年間1ms で計算すると、1mSv/y÷365÷24×10^3≒0.114μSv/h
    →これって、江戸川区やばくないか??報道されてないけど、大丈夫なんだろうか??
     それに、内部被爆、医療放射線(レントゲン)被曝とか考えると楽勝 1ms/y 超えると
      思うけど、、、
      ※このあたりからスイマセン、自分で調べて判断してください。 (怖)


さて、実際、測定してみると、やっぱ線量高い。。。東京。

テレビでも散々いってましたが、雨どいとか、植木など水がたまるであろう所は
確かに高いです。

参考までに、1/30の東京江戸川区の私のおうちの測定結果は
 屋内:  0.10~0.12μsv/h  (床上1m)
 屋外:  0.08~0.12μsv/h  (地上1m)

 植木、雨どいとかで一瞬、2.8μsv/h とかも見ました。。(20msなので正確ではありませんが)

 東京千代田区のビル10F屋内、  0.11μsv/h でした。

もう少し色々計って、後日まとめたいと思います。

鍵穴が凍った。。。?

昨夜のこと。
用事があり車で数分のショッピングセンターに愛車の95年式GOLF3で出かけました。
一時間ほどして用事を済ませ、さて帰るか~、と車の鍵を空けようと鍵を差して回そうとしたところ、、、、鍵が回らない(涙)。

まあ、古い車ですのでトラブルはこれまで多々ありました。
GOLF3定番の故障と言われている、大体の障害は経験しました。なので、自慢ではありませんが、車のトラブルには結構慣れてます。
窓落ち(パワーウインドウが壊れて、窓がストーンと落ちる。。。)、エアコン故障、鍵穴が取れる(ドアから鍵の部分がスポンと抜ける)、 などなど。。

ただ、鍵穴のトラブルは以前にも経験はあるものの、今回のように鍵が回らないのははじめて。いつも当たり前に動く部分が急に動かなくなると焦ります。
不意打ちのように発生するシステム障害と同じ。そのタイミングで来るか!みたいな。

夜も11時頃で気温はおそらく氷点下、めちゃくちゃ寒いです。

システム障害対応と同じく、頭をフル回転させてピンチを脱出する手段を考えます。

1. カーレスキューを呼ぶ
  →鍵って壊さずに空けてもらえるのか?壊されたらお金かかるし嫌だなぁ。

2. とりあえず、今日は駐車場に置いたままタクシーで家に帰り、明日の午前中に再チャレンジ(時間が経てば治ってるかも。。。?)
  →戻って来るのが面倒だし、タクシーで家に帰るのもしゃくだなぁ。

3. 自力で鍵を開ける(色々試してみる)

さて、賛否両論あるかと思いますが、時間もあることだし、鍵を自力で開けることからチャレンジすることに決定。ダメなら2番。レスキュー隊を呼ぶのは最終手段とします。

 まず、鍵穴が回らない原因を考えてみる。

車を見ると、ルーフや内窓に氷がはってます。かなり寒かったので、車内外の温度の差で窓が曇り、それが凍ったみたい。そこで考えました。

もしかしたら、鍵穴の中も凍って回らなくなってる(爆)?

想定外の事が起きたわけですから、普段はありえないと思う可能性を検討してみるべし(?)。

凍っている → あたためて氷を溶かす → 鍵が回る

鍵を開けるための道筋が見えました。

そうと決まれば即行動。温めるべし。

まずは手っ取り早く、手を鍵穴の部分に当ててじっと待ちます。そう、まるで気功師のようにハンドパワー。燃えよコスモ。
ジャージを着たおっさんが車のドアに手を当ててじっと立ってるわけですから、傍から見たらただの怪しい人です。もしくは車上荒し?

これでだめなら、自販機も近くにあるし、べたつかないホットドリンク(お茶系)を買って鍵のところにかけてみよう。。。と第二ステップの作戦を考えながら温めること数分。。。

そろそろあったまったかなと思い、鍵を差して優しく回してみる。。。。

「カチャ。ウィーン」 。。。 開いた(笑)!!!

 

ついにやりました。作戦ずばり的中(おいおいホントか?)!!

 日頃から、システム障害対応で鍛えられた障害対応力がこんなところでも生かされるとは(笑)。(そんなにしょっちゅう障害が起きてるわけではないですよ!)

本件の教訓。

寒い時に車でお出かけするときはホッカイロを持ち歩き、鍵の凍結に備えよ!

でした。。。