行動ターゲティング広告

結構前からあるものですが、ネットサーフィンをしていると、
閲覧中のページに、ネットショップで以前自分が購入した商品やチェックした商品の広告が表示されていることがありますよね。

ご存知の方も多いと思いますが、これは「行動ターゲティング広告」といって、WEBサイトをブラウジングしている人の行動(閲覧したサイトの履歴)を記録して、その人の「興味のあるもの」を分析して、それにあった広告を表示する手法です。

当たり前のことですが、ゴルフをやらない人にゴルフクラブのセールの広告を出すよりも、ゴルフが好きな人にその広告を打ったほうが何倍も広告効果はあがります。

テレビやラジオなどの原則一方通行な情報発信メディアと違って、 インターネットでは、情報の送り手(WEBサイト)が、情報の受信側(ユーザー)の行動の記録(サイトのアクセス履歴や検索キーワードなど)を取得することが可能なため、このような広告手法が可能になります。(双方向データ送受信が可能になった地デジでもそのうちはじまるかもしれませんが。。。)

さて、前置きが長くなりましたが当方ではこの広告手法、正直言って嫌いです。
なんだか監視されているみたいで気分が悪いです。
皆様の中にも同様に感じている方がたくさんいるかと思いますので、この広告を表示しないようにする方法をご紹介します。

まあ、行動ターゲティング広告のサービスはたくさんあるので、全部ストップするのは難しいと思いますが、Google、Yahoo、楽天のメジャーどころのサービスをストップすれば、かなり減ると思います。
これらのサイトでは、ユーザーが行動ターゲティング広告を受けとりたくない場合は、それを無効にするという機能を提供していますので、下記ページからそれぞれ無効設定をすればOKです。 (無効にしたところで、行動記録の情報の吸い上げ はストップされるわけではないと思いますが。。)

■Yahoo

http://btoptout.yahoo.co.jp/optout/preferences.html

■楽天

http://grp01.ias.rakuten.co.jp/optout/index.html

■Google

http://www.google.co.jp/ads/preferences/?hl=ja

 

なお、これらの無効設定はブラウザ単位での設定となるため、複数のブラウザ(IEとChrome など)を使っている場合は、それぞれのブラウザで行う必要があります。

また、これらの広告を全てストップする一番カンタンな方法としては、ブラウザのCookie機能を無効にすればよいのですが、そうすると色々なサイトが使えなくなってしまうのであまり現実的ではありません。
(ページを動作させるためにCookieを使っているサイトはたくさんあります)

今後、ネット広告はさらに複雑かつ高度になっていくと思いますが、使い手側としてはその仕組みをきちんと理解しておいたほうが情報の取捨選択もでき、快適にインターネットと付き合えるのではないかと思います。

 

フォーマットしたらSDカードの容量が小さくなった

7、8年前くらいに買ったデジカメ用に、2GBのSDカードを買ったんですが、

SDカードをカメラにいれてフォーマットしたら、容量が1GBに減ってしまいました。

ちゃんと調べてませんが、おそらくフォーマット時に、1GBでパーティション作ってしまう仕様なのかな。。。(当時はまだ2GBのSDがなかったんだろうか)

PCで普通にフォーマットしただけでは治りませんが、下記のSDフォーマッターを使うと復元できます。

https://www.sdcard.org/jp/downloads/formatter_3/

もし同じ問題でお困りの方はお試し下さい。

フリーランスという生き方

私の周りでは最近、フリーランスとしてIT関係で働いている方々が多くなってきました。

当然デメリットは数多くありますが、あえてメリットを挙げます。

勉強が経費として認められる

まずはこれでしょう。
最新技術をいち早く試したいITギーク(アメリカの俗語で卓越した知識があるということを指す)な人は、サラリーマンだとただの「趣味の出費」ですがフリーランスだと、必要経費。
これは全然違います。(家族への言い訳も然りです^^;)

完全裁量労働制

自分の人生の時間を、意図的に労働に宛てられます。(やり方次第ですが)

若いギークは夜型が断然多いと思います。自分の得意な時間を仕事に使えるなんて、至高です。
家族の時間を優先したり、家でやったりと自由度が高い仕事のやり方ができます。
※ただ、家でお仕事はあまりお勧めしません(割り込みが多い)

外に出れる

意外とこれ効果的。
サラリーマン時代は、どこに行くのも誰かの許可が必要だったり、営業との分業だったり
しますが、フリーランスなら自由です。いつでも自由に散歩いけます。

昼間の外の空気はうまいです(笑)
他にも色々ありますが、ひとまずこの辺で。
エンジニアの人がみーんなフリーランスになればいいな、と思います。(んで、人貸し商売撲滅)

アバンテは、そんな「できるフリーランス」を新しいエンジニアのカタチとして、応援していきます。

あ、でも保険には入った方がいいです。体が資本ですから!

指紋認証の実際

今日は指紋認証について、少し。

 

一時期、生体認証が流行し、その代表的なものがこの指紋認証でした。
実際、指紋認証を数百台のPCに導入し、運用した観点でその感想を。
1.認識しやすい人、しにくい人の個人差が大きい
  一人一人、指紋は違う、、、ってうたい文句ですが、指紋の濃淡ってのも個人差があります。

認識しにくい人ってのが必ず存在しますので、導入検討する方はその対処方法を考えて
あげる必要があります。
また、指をケガされるとまず通らないですね。。(両手指同時ケガとかもう、カンベンして)

この認識しにくい人は、経験的に 7%くらいです。(結構います)

ちなみに、絶対認識しない、生まれつき無個性の方もいます。こちらは2%くらいかな。
だからといって犯罪者にならないように。DNA鑑定があるし(笑)

2.導入時に嫌がる人もいる
指紋、というと、警察!って連想する人もいます。
(会社は裁判所の指示があれば情報開示しなきゃいけないですもんね)
指紋認証システムの場合、PC、サーバに記録しますので、「気持ち悪い!」って言う人も
まれにいるんですよ。
導入の際は、そういう人への対応も考えておいた方がいいです。
(退職時は破棄します、とか、秘密保持とかに入れるとか。究極の個人情報ですもんねぇ)

3.指紋情報は季節もの
これ、意外なんですが、指紋認証って季節の変わり目に弱い(笑)
秋、春、なって「指紋が通らない!」って問合せ多いんすよ。
それはずばり、 湿度の変化。

生体だけあって指紋もデリケートで、乾燥してる指と湿ってる指って微妙に違うみたいです。    ユーザに定期的に変えてもらいましょう。
(そんなときでも、10~20回くらいやってもらうと通る)

認識しにくい人には、保湿クリームを塗って通すと通りやすくなる、ってゆー現場の知恵も。

4.指紋認証といえど、本人認証絶対ではない。
一時期ニュースになりましたね。入国審査で指紋が使われているアメリカで、手に専用の
セロファン張って偽装する、って。偽装は可能なんですね。

過去、弟がやったら指紋通ってPC使えちゃった。。。ってユーザから聞いたことあります。
聞いてないことにしてますけど。

 

他にも色々ありますが、今日のところはこんな感じで。
パスワードがわりに利用する指紋認証。 パスワード書いたメモを机に貼られるよりは
絶対セキュアですが、運用は意外と大変です。
運用エンジニアは、ユーザの指についても気にしてあげねばならなくなり、サポート範囲に
「ユーザの指」が追加されます。

今から指紋認証システムの導入を考えている方は、社則に
「社員の日曜大工、原則禁止」の条項を追加するところから初めてはいかがでしょうか(笑)