ほめる達人検定

本日の日経新聞の記事に、「ほめる達人検定」なるキーワードを発見。

その名の通り、相手の長所を見つけ、ほめる技術を検定する試験だそうです。

最近は「ほめて育てる」、「ほめてモチベーションを上げる」というように、人材育成やモチベーションコントロールの手段として、「しかる」よりも「ほめる」を上手に使いましょうというようなことをよく見聞きしますが、検定までできるとは驚きです。

しかる、ほめる、共感する、などの基本的な対人コミュニケーションは、仕事だけでなく日常生活において誰もが無意識に行なっていることですが、これを意識的にテクニックとして駆使してよりよい対人関係の構築に活かしたり、仕事に活かすということなんだと思います。

調べると、「一般社団法人 日本ほめる達人協会」という社団法人が認定する資格のようです。興味のある方は↓に詳細がありますのでご覧あれ。

http://www.hometatsu.jp/

誰でもしかられるよりほめられるほうが嬉しいですが、個人的には、「あめ」ばかりだけでなく、必要に応じて正しく「むち」を打てる人にならないといけないといつも感じています。
あと、正しく「ほめる」、「しかる」ための土台となるのは、まず「相手のことを思いやること」、「相手の立場に立って考えてみること」だと思います。

世代間におけるコミュニケーションギャップや、若者のコミュニケーション能力の低下など、巷ではコミュニケーションに関する色々な話題があがっておりますが、これをベースに置いておけば、自然とよい対人関係が構築できるのではないでしょうか。

我々の主戦場であるITの仕事現場でも、人間関係やコミュニケーションエラーに起因するプロジェクト炎上が大変多いのですが(本当に多い!)、結局仕事をするのは「人」ですから、まず第一に自分と一緒に仕事をする人を理解することからはじめると、楽しく仕事ができるかもしれません。