遠い将来について話そう

CIOに関わらず、組織の長はいつもメンバーのモチベーションの維持に気を使います。

1週間以内のモチベーションの低下なら、ほっといてもいいですが、それ以上続く場合、根が深い問題に陥っている可能性があります。

根が深い問題。それは、、
 「仕事と人生」に迷いが生じていることです。

このような仕事のモチベーション低下には、
以下3つの要素について意識のズレが
発生している可能性があります。

・遠い将来(3年~10年以降)
・近い将来(1年後~3年程度)
・今年、今月、そして明日

まず遠い将来について、CIOはいくつかのビジョンを創造しておく必要があります。

その中から本人の意向に近い、「近い将来」へとブレイクダウン

※なかなか本心を知ることは難しいですが、それが雑談、飲み会の役目だったりしますよね(^^

遠い将来が人生設計であり、
近い将来を考えることが、キャリアプランであり、
今日、そして明日への予定となっていきます。

しかし、人には色々な事情があり、ビジョンは刻々と変わって良いものです。
現在CIOについてる方にはぜひ、スタッフの人生についても一緒に考えてあげて下さい。そして、自分の考え、ビジョンについても仲間と共有してください。

お互いのビジョンを実現するために協力し合える関係が構築できれば、仕事もより楽しく、刺激的になると思います。

 

ゲーム機ってすごいよね(MSX編)

今日はMSXについて技術的にもう少し。

8bit PCであるMSX、スペックは前回述べたとおりですが、ほぼ同時期に発売された
任天堂ファミコン(CPU:MC6800カスタム)と比べても、むしろ高スペック。
当時だと、本当にパソコンとゲーム機の間、ってところです。(値段も)

なので、友人がこぞってファミコンを買ってもらっても、
   「所詮はゲーム機。低俗(低スペック)なやつらめ」

なんて思ってた小学生2年の夏。

しかし、ファミコンは間違いなくうらやましい。それはもう、ノドから手が出るほどに。
ゼビウスとか、もうね、やばすぎる。そりゃー毎日友達の家に通ってました。

親の都合(教育方針)によって、ファミコンは欲しいけど買ってもらえない・・・
「ならば作るまで!」ってなったのは親のレールに乗せられたのでしょうか。

作るためにプログラミングを覚え、メーカーマニュアルを読み漁り、、試行錯誤の結果、
ファミコンにできて、MSXにできない事が色々と判明・・・。


ファミコンに完敗1:背景スクロール

スーパーマリオしかり、ゼビウスしかり、人気ゲームの背景スクロールは絶対条件。
 

初期の頃は背景スクロールがないゲームばかりだったんで真似できたんですけどね

しかし、、MSXはとかくスクロールが苦手。 というかできない。
ファミコンはROMによって、縦横どちらか一方でハードウェアスクロールができたんですが、
MSXはそもそもハードウェアスクロールできない。

確かに、当時のパソコン(PC98,PC80など)もハードウェアスクロール(当時そんな機能を使うのは
ゲームくらい)なかったんですが、そんなとこだけ パソコンにしなくても・・・
ゲーム用としては致命的ですわ・・・

ファミコンに完敗2:スプライト機能が弱っ

シューティングゲームは敵機・玉・自機、表示要素が多いです。 
かつ、とかく動きが早い。
これを実現させるのに、「スプライト(妖精さん)機能」を使うんですが、ここも
やっぱりファミコンに勝てない。

ファミコンは敵、自機、玉などが水平に8つ並んでも表示できるんですが
MSXは4つ・・・なのでコナミ・グラディウスシリーズのMSX番ではオプションが
2つまでしか使えない。。
5つ以上並ぶと、チラツキで自機が消えちゃう。
ちきしょう、またしてもファミコンに勝てない・・

その後時は流れ、MSX2  MSX turboR が出現し上記課題はなくなって
いったのですが、その頃にはスーファミ、PCエンジンなんかが登場し、
世の中はパソコンとゲーム機の明確な差別化が図られていきました。
当然、中途半端なMSXに勝ち目はなく、その役目を終えていきました。

私もMSX2まではファンだったのですが、すぐ16bit(PC98)の世界に入って
しまいました。
でもMSXがあったからこそ、プログラミングの楽しさを手に入れたんですね。


でもでも、MSX、パソコンとしてはすばらしかったです。
  ・ROM故のハード拡張性のすばらしさ(音源(SCCとか)を拡張したゲームとか)
  ・拡張機器すべてBIOS経由だったため、ドライバまったく必要なしの完全
   Plug and Playを実現。
  ・アイドルを乱発起用するメーカの販売戦略で、今よりさわやかなオタクのイメージ

やっぱMSX 最高!
 
最後に購入したMSX2。A1アシュギーネ! たしか1~2万くらいだった。(ファミコンと同じくらい) 


次はいよいよファミコンについて語ってみます!

ゲーム機ってすごいよね

久々の投稿。

PS4にXbox one、いよいよ次のゲーム市場の覇権をかけた戦いが始まりました。
会社では最近、何者かが持ち込んだファミコンによって、今更ながらファミコンが
ブレイク中。十分に面白い。
そんなゲーム機について、自身の人生を振り返りながら、ゲーム機から受けた衝撃を
語ってみます。

衝撃1 :スーパーカセットビジョン(エポック社)
1979年くらいかな、友達の家にありました。(小学1年くらい?)
ゲームウォッチしかない時代の生まれて初めてのゲーム機。


小学生が所有できるとは思えない、恐れ多い一品

目の悪さを感じさせない脅威の解像度

スペック
・ CPU NEC製 uPD7801G 4MHz駆動
・メモリ 2KB(ほとんどはVRAMとして利用。システムRAM128B wikipediaほんとかいな)
・サウンド:1音
・グラフィック 16色 256×256 スプライト128

日本でも40万台売れて、フランスでも売ってたそうです。
エポック恐るべし。

内容はさすがに覚えてなくて、特筆することがない・・(笑)


衝撃2 :MSX(マイクロソフト!)
これは買った。買ってもらった!寝る時も一緒でしたHITACHI H1。私のプログラマーと
しての原点。。ゲームなのになぜパソコン?となりますが、これには事情が。

1982年当時、アメリカはアタリショックで、ゲーム市場(ATARI他)は壊滅状態。
本場USAの子供たちはホビーコンピュータ(パソコン)でゲームしてました。
なので、USA思考で日本にゲーム参入するとパソコンちっくになるんですね。

当時本物パソコンのDOS作っていたマイクロソフト、ゲーム業界に参入したい。。
そこで白矢を立てたのが日本という地域。
当時、日本ではWindowsもなくいろんなメーカがパソコン(ホビーコンピュータ)出してました。
NECなら、PC6001、PC8001,8801,富士通ならFM7,FM77, シャープはX1・・
などなど。
マイクロソフト の極東支部副社長の西さんが主導してMSXって規格を作り、
日本のメーカに作らせたのがこのMSX。ゲーム始め、ホビー用なんです。

ホビー用だから、女子高生だってもってるわけで。


電源ユニットなしで持ち歩いて何に使うのよ

初恋の味パソコン。 そこにオタク臭など皆無。リア充御用達(うそ)

スペックは 
CPU: Z80 A 動作クロック 3.57MHz
メモリ:32KB(H1ね)
ビデオ周り:VRAM:32KB 最大256×192ドット 16色同時発色
音源 :ヤマハAY-3-8910を使用(3音同時発音)
外部記憶装置:堂々のテープ

電源入れるだけでMS-Basic使えます。(ROMに内蔵)
いやー組んだ組んだ。ゲーム買わずに雑誌にのってるゲームのソースを
寝る暇を惜しんで入力。あら不思議、ゲーム買う必要ないじゃん!(遅いけど)

・・・なんて悦に浸れる機械、それがホビーコンピュータ。

次回ももうちょい、MSXを語らせて。。

 

PGPって知ってますか

問合せもらうまで知りませんでした。PGP。

ディスク、リムーバブルメディア、電子メール、ファイル、フォルダ、及びスマートフォンの
全てについて標準に準拠した暗号化機能があり、
日本では「添付ファイルにパスワード付けてメールする」ってことに標準はありませんが
米国のビジネスシーンではこれがスタンダードみたいです。


ためしにPGP Desktop Corporate なるプロダクトの評価版をインストールしてみたのですが、
面倒でムズイ。ユーザに配布して使ってもらうのはかなり酷ですね。。
感想としては、

・システム用語が多い。やりたいことが1アクションでできない。
・各種証明書(Ex:802.1xのユーザ証明書など)とかぶる 
・常駐する
・ 高い(利用ライセンス 1万yen/年)

製品によってはサーバ立てて、一元管理することも可能みたいなので、そこまでやれば
使いやすくすることも可能かもしれませんが、、 フリーソフトで十分と思います。

色々と機能増やして難しくなるアプリケーションはほんと、カンベンです。。


ファイル暗号化オススソフト: Safe Melt 32(ドネーションウェア:寄付募集)
 http://www3.big.or.jp/~schaft/download/sm32.html
 

BCP(1) ・・・リスクの定義

こんなご時勢ですので、今日はBCP (business continuity plan)について、さわりの部分を。

事業継続計画 / ビジネスコンティニュイティ・プラン  を立てる上で、まずはリスクの定義です。
今回はこのリスクをどのように設定すれば良いか考えていきます。

■大事なものを中心に同心円で考える
事業を継続するにあたって最重要なもの(人、物、金)を中心に、同心円でリスクを考えます。
たとえば、事業を継続するにあたってオフィスを守備範囲と設定すると、リスクの範囲は、

  オフィスの部屋、フロア、オフィスが入ったビル、町、市区町村、都道府県、地域、国、、、

といった大事なものが影響を受ける範囲が同心円上に想像できます。


■リスクのカテゴライズ
次に、想像した範囲における災害・リスクを書き出します。

たとえば、、

「オフィスの部屋」が影響を受けるリスク
  ・・・火災、水害(スプリンクラーや雨漏りなど)、電気系障害、社員間で病気が蔓延、など
    何かしらの影響で、社員は出勤しフロアには立ち入れるが、オフィスの部屋に入れない、
    オフィスの中のものが利用できない状態   と定義できます。

「フロア」が影響を受けるリスク
  ・・・火災、水害(別フロア火災の消化活動など)、電源障害など
     何かしらの影響で、フロアに立ち入れないい状態  と定義できます。
     別フロアは利用可能、ということです。


このように、災害を上げるとキリがないため、どのような影響が、どの範囲にあるかを
定義することで、リスクをカテゴライズし、レベルわけを行います。

これで、リスクの範囲とその影響が簡単に定義できるわけです。 

■リスク定義例
LV6  国家レベルでの災害
LV5  都道府県、地域 への災害
LV4  市区町村、町 レベルでの災害
LV3  オフィスが入ったビルが利用できない状態
LV2  フロア が利用できない状態
LV1 オフィスの部屋 が利用できない状態

上記はあくまで例ですが、業種や規模に応じたオリジナルのリスクレベル設定、
結構おもしろいですから、私生活にもぜひ、考えてみてください。

次回はリスクに応じたコンテンジェンシープランの組み立てをお送りします。