無料 VS 有料

あなたのニーズを満たしてくれる製品やサービスが2つあったとします。
一方が無料、もう一方が有料の場合、あなたはどちらを選択しますか?
もちろん、お金のかからない無料のほうを選ぶ人が大多数ですよね。

ソフトウェアやIT系のサービスでは、特に「無料」で使える製品、 サービスがたくさんあります。 スマホのアプリやゲームもそうですね。

私も、同じ機能や性能のソフトウェアで、無料と有料の選択肢があれば、 大体の場合は無料を選びます。

有料と無料の違いはなんでしょう?

1.有料の場合は、売り手に製品・サービスを保証する「責任が発生する」   

  • 製品やサービスの「仕様」を保証し、それが守られなかった場合(不良品、バグなど)は、買い手に対して何らかの補償をする義務がある(無償修理、交換など)
  • 買い手は、お金で「製品」+「信用(保証)」を買う

2. 無料の場合は、ユーザの「自己責任」で製品、サービスを使用する

  • 売り手は、たいていの場合、製品を使ったことにより発生しうる「不利益」について責任はもたない。
  • 勝手に使って下さい。でも、責任はあなたが持って下さい。

 

我々にご相談頂いたお客様の中にも、
この「有料」「無料」のサービスで困っていた方が結構います。

「ホームページを知り合いや友達にタダで作ってもらったんだけど、 更新もできないし、サーバの情報なども分からない。。。友達も忙しいし、無理も言えない。」 といった方や、

「社内にITに詳しい人がいたから、その人が社内システムを担当(兼任)していた。 でも、その人が急に辞めてしまって何がどうなっているかさっぱりわからなくなった。」

私の経験上、知り合い、友達に「仕事」を「タダ」で頼むのはとてもリスキーです。
その仕事が、ビジネスに影響を与える重要なものであればやめたほうがいいです。

友達からすればもちろん善意で手伝っているので、 はじめはがんばって作ったり、サービスします。
ただ、その対価として何らかの報酬(お金、もしくはその対価となるもの)がなければ、 無料の仕事は優先度は低くなります。
ふつうの人ならば、「お金をもらえる仕事」のほうが大事です。
友達が自分の仕事で忙しくなったり、病気になったりしたら?
おそらく、タダの仕事は二の次三の次です。

結論として、自分で責任をとれる(何か不都合が起きても影響は小さい、もしくは自分で対処できる)のであれば、自己責任で無料の製品、サービスを使えばよし。
責任が取れない場合(自分で対応できない)場合は、お金を払ってプロに頼むのがいいです。

最近お客様にこういった話をすることが多いので、なんとなく書いてみました。。。

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