前回の投稿で、赤鬼LOOX C/E 70の割れたディスプレイ部分(蓋と呼びます)を取外したことを紹介しましたが、その蓋がさっそく役立つ時が来ました。。。
(ちなみに、赤鬼の新しい蓋は本日中古品を発注しました)
私も同じLOOX C/E 70 青色(=青鬼。)を愛用しているのですが、なんとまあ、タイミングを見計らったかのように数日前に液晶が壊れました。。
症状としては、ほぼ真っ暗。うーっすらと画面は映っているのですがとても実用レベルではありません。画面真っ暗状態になる前に、かばんに入れたまま軽く落としてしまったのですが、どうやらそれが原因になった模様。
さてどうしたものかと考えましたが、修理に出すのも嫌だし(初期化されちゃうしし、片時も手放したくないんです。。。)、せっかく同じ機種である赤鬼の「蓋」があるのだから、自分たちで直してみよう!という流れに。。。
オペの開始です。一回赤鬼をバラしているのでもう慣れたものです。今回もボスと私の共同オペでやいのやいの言いながらバラしていたのですが(業後ですよ、業後!遊んでるわけじゃないです。。)、手際よく↓のようにすぐに開腹完了。全てがむき出しになりました。
LOOXは、ネジが多いです。非常に多い。ここまで開けるのに20本以上回しました。。。
さてどの部分が悪いのかなーと、色々試します。コネクタの接続が緩くなってないか、基盤が焼けたりしてないか。断線してないか?などなど。
とりあえず、思い当たる箇所は全てチェックしてみて、配線も抜き差ししたりしてみましたが改善されず。こうなると、どこかの部品が壊れている可能性が高くなりました。
いよいよ、ジャンクとなった赤鬼の蓋の出番です。赤鬼ジャンクは、液晶が割れているだけなので、液晶パネル以外の部品は全て再利用できます。
LEDバックライトパネルも液晶から分離して、交換に備えました。ここでボスは、「LEDバックライトまで部品化したのははじめて!」と鼻息荒く大興奮です。
原因切り分け調査の結果、本体から電気を供給しているケーブルが原因である可能性が高いという結論に至りました。
内部で断線したか?落としたショックで断線っていうのも不自然な気がしましたが、とにかく可能性がここに絞られたので、赤鬼の蓋からケーブルをひっぺがし、青鬼に移植してみます。
移植が完了し、ドキドキしながら、テストで電源を入れてみます。。。
(こんなむき出しな状態なので、電源のON/OFFをする際はかなり気を使いました。。。)
そして、、、、ついに映りました!!!
うれしすぎて、手がぶれて写真がひどいことになってますが、BIOSの画面です。
この瞬間はほんとに感動しました~。
稼働確認もとれたので、急いで組み立てます。。。
そしてついに、、、、
青鬼復活!
今回のオペは会心の出来だったと、このあとボスと自画自賛会をしたのは言うまでもありません。。。
それ単体では何も機能しない「ジャンク」でも、他のPCを救う立派な「ドナー」として素晴らしい価値を発揮することがあります。そのことを改めて認識させてもらった素敵な一日となりました。。。